『村に住む人々』
震災後、生まれ育った村に戻って、カメラを回す監督。
瓦礫になってしまった故郷を撮り、地元の友人たちにインタビューをするが・・・・。
もっとも印象的なのは、消防団の活動で、遺体捜索をしている友人に
インタビューをする場面。
遺体捜索は悲惨なもののため、友人の言葉は重い。
東京で震災を経験した監督は、地元と自分の「距離」を縮めるためか、アレコレ
地元だからこその体験を聞き出そうとする。
しかし、被災したものと被災しなかったものの壁は厚い。
言葉が少ない友人に、インタビューする監督の声は動揺し、脅え、緊張をそらすためか
笑い声を作る。言葉を重ねれば重ねるほど、被災したものと被災しなかったものとの距離が
ハッキリしてしまう矛盾。被災地でカメラを回しても、映るのは被災地ではなく、カメラの
後ろにいる監督の動揺する心であった。
両親を登場させたのは、対称的に変わらず落ち着いている様子を見せるためか。
カテゴリ: ドキュメンタリー
【八木監督】『ビハインド・ザ・コーヴ』が「長編ドキュメンタリーベスト監督賞」受賞!
反捕鯨国のイギリス・ロンドンの映画祭で、反捕鯨運動への批判や捕鯨の文化的側面を取り上げた日本のドキュメンタリー映画が受賞作品に選ばれました。
17日、「ロンドン・フィルムメーカー国際映画祭」で、八木景子監督(50)が制作したドキュメンタリー映画「ビハインド・ザ・コーヴ」が「長編ドキュメンタリーベスト監督賞」を受賞しました。
映画は、和歌山県太地町のイルカの追い込み漁を批判したアメリカのドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」への反論とも言える内容で、太地町に押し寄せた反捕鯨団体に住民が戸惑う様子や、捕鯨の伝統文化としての側面を描くとともに、「ザ・コーヴ」の制作者や出演者へのインタビューも含まれています。
「(映画祭の)主催者側も皆さん反捕鯨だが、それでもニュートラル(中立)で良い映画と評価してもらえたのは、自分でも予想以上だった」(「ビハインド・ザ・コーヴ」 八木景子 監督)
映画祭の主催者は、映画の主張の是非ではなく映画への情熱やメッセージ性を評価したとしています。
─18日11時19分─
TBSニュース
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3295471.html
ドキュメンタリー映画情報!
「立候補」
やたら評判がいいな。
泡まつ候補ゴキュメンタリー。
映画『ザ・コーヴ』続編公開を計画⁈今春にも制作する⁈
和歌山県太地町で行われているイルカ漁を批判的に描き、
米アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した映画「ザ・コーヴ」の制作団体が続編の公開を計画していることがわかった。
産経新聞の取材に関係者が「今春にも制作したい」と明かした。
2009年に発表されたザ・コーヴは世界中で公開され、日本の捕鯨やイルカ漁への批判が強まった端緒になった作品だけに、続編の公開により、
国際世論の圧力が高まることが懸念される。
続編は日本語と英語で編集された「日本メディア向けの短編」で、制作団体「OPS」のサラ・アリ氏は「未公開映像をもとにした新作品だ」と語った。
太地町には「ザ・コーヴ」に出演した米国のイルカ保護活動家、リック・オバリー氏の支持者や反捕鯨団体シー・シェパード(SS)のメンバーが訪れ、
漁師らへの嫌がらせを続けている。続編は、現地で活動家らが撮影した映像が用いられる可能性がある。
アリ氏は続編制作のきっかけは昨年の「国際メディアの報道」だと説明。12月に報じられた英紙ガーディアンの太地町ルポのことを指すとみられる。
記事では、苦痛を与えずにイルカを即死させるため、改良された手法を用いているとの太地町の漁師の証言が紹介された。
アリ氏は「漁師の主張に反論する。(続編の公開で)漁師を永久に黙らせる」と述べた。
OPSは続編制作のための寄付を募っており、17万5千ドル(約1900万円)を目標額に設定。世界中の反捕鯨派に協力を呼びかけている。
http://www.sankei.com/west/news/180204/wst1802040010-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/180204/wst1802040010-n2.html
【重要】「朝鮮人元BC級戦犯」のドキュメンタリーを日本の大学生たちが制作
http://japan.hani.co.kr/arti/international/29502.html
登録:2018-01-15 23:09 修正:2018-01-16 07:03
法政大学の8人「92歳の李鶴来氏」をインタビュー
「日帝時代に捕虜監視員として動員」され、獄中生活
戦後日本政府の支援も受けることができず
14日、東京で上映会も開く
日本の大学生たちが、日帝時代に捕虜の監視員に動員され戦犯という重荷を背負った韓国人の人生を取り上げたドキュメンタリーを制作したと朝日新聞が15日伝えた。
法政大学国際文化学部の鈴木靖教授が指導する3年生8人が14日、「戦後補償に潜む不条理ー韓国人元BC級戦犯の闘い」というタイトルのドキュメンタリー映画を東京の飯田橋で上映したと朝日新聞は伝えた。学生たちは学校のゼミのテーマで韓国人BC級戦犯被害者問題を取り上げることにした後、この問題の解決に向けて「同進会」というグループを作り活動する今年92歳の李鶴来(イ・ハンネ)氏の生涯を中心としたドキュメンタリーを作った。李氏は日本政府に謝罪と補償を要求する活動をしている。
連合国は第2次大戦後、ドイツと日本の戦争犯罪者を「A・B・C」の三等級に分類したが、このうちA級は侵略戦争を企画し開始または遂行した人々だった。B級とC級は捕虜虐待、略奪などを行った人々や上級者の命令によって拷問や殺人をした人が対象だった。問題は、太平洋戦争当時、多くの朝鮮人たちが日本によって捕虜監視員として動員され、戦後、連合国国際裁判所で死刑や無期懲役のような重刑を言い渡された人々が多かったという点だ。日本軍軍属として動員された朝鮮人捕虜監視員たちは、軍の命令を伝達する位置にいたため、捕虜虐待という罪をかぶる事例が多かった。日本は戦後、軍人と軍属を支援する法律を作ったが、朝鮮人捕虜監視員は戦後はもはや日本国籍でないという理由で支援対象から除外された。
李氏も17歳で捕虜監視員として泰緬鉄道建設現場に派遣され、戦後は死刑判決を受けた。幸いその後に減刑されたが、同僚の中には刑場の露となって消えた人々も多かった。李氏はドキュメンタリーを撮るために訪ねてきた学生に「*だ仲間たちの無念を解いて名誉を回復させたい」と話したという。BC級戦犯という単語自体を最近まで知らなかった学生たちは「仲間のためという言葉を繰り返す李さんの言葉が胸に残った」と話したと同紙は伝えた。ある学生は「正直、日本人はいつまで謝罪を続けなければならないのかという気持ちがあったけれど、目をそらしてはならないということに気づいた」と話した。
ドキュメンタリーは「(李さんと)一緒に活動を続けてきた仲間ももう3人しか残っていない。早期解決を求められる問題に、私たち若者はどう向き合うべきだろうか」というナレーションで終了する。
東京/チョ・ギウォン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
http://www.hani.co.kr/arti/international/japan/827853.html